連載 【復刻版】眼でみる病院の設備とはたらき・4
完全看護(後編)
pp.314-315
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101679
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医師から患者を託されて,一切の世話を引き受け,医師に不安を感じさせないだけの力のある看護婦であるべきは勿論であるが,その人員数は不足がちである.患者4人に対して看護婦1人の割合で看護婦が病棟に配属されるとすれば,3交代勤務して患者8,16,16に対し看護婦1となる.手のかからない患者の多い病棟ではこれで間に合うが(少くとも患者の半数以上が病床を離れ歩きまわり,自分で身の始末ができるものでなければならない),一般の綜合病院,殊に重症の患者の多い病棟,特に外科病棟では人手が足らない.
看護婦の手不足を補うための補助員,看護婦と協同する職員がいる.
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