連載 看護管理 ときにはバーディー ほぼパー・2
「スタッフ中心」でいかない?(前編)
坂本 すが
1,2
1東京医療保健大学
2日本看護管理学会
pp.160-162
発行日 2023年2月10日
Published Date 2023/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202331
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共に歩むスタッフの1人ひとりを見ていますか
病院や看護部の理念として,「患者中心」を掲げている施設は多いと思います。患者へのケアレベルを高めて,患者の幸せに貢献しようと思ったら,スタッフがどのように動くかが非常に大事です。スタッフがふてくされていたり,患者にネガティブな言葉を投げかけたりということでは,患者中心の病院だとは言えません。きちんと倫理教育を行うなど,皆が本気で患者中心を考え,日常の行動レベルで取り組むことが大事です。
今回は,その「患者中心」を支えている人たち—つまり,スタッフに焦点を当てたいと思います。というのは,看護管理者である皆さんは,日々さまざまなことをやらなければいけないと思っていることでしょう。ですが,それらの中にはスタッフがその気にならなければ実現できないこともあります。例えば,バスケットボールならば,キャプテンだけが頑張ってもうまくいきません。チームメンバーがやる気になってはじめて,試合に勝てます。
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