特集 いま,改めて考える「組織倫理」 新型コロナウイルス感染症対応で,看護管理者に問われたものとは
コロナ禍を振り返る—患者・職員を護る倫理的組織運営とは
自律して行動できる力,組織力で乗り越えたコロナ禍—職員がよりやりがいを持てる倫理的組織を目指す
勝見 真澄
1
1市立札幌病院
pp.28-31
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202304
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
市立札幌病院では,2020年からこれまでに2000名以上の新型コロナウイルス感染症患者の入院を受け入れてきた。市民を支える公立病院,そして感染症指定医療機関としての使命感と,コロナ禍以前からの自律した組織風土も相まって,看護管理者の迅速かつ柔軟な状況対応力が伸びた。
本稿では,看護職副院長としての筆者の立場から,新型コロナの経験を振り返りながら,看護部および組織の成果と課題を共有するとともに,これからの倫理的な組織のありようを考察する。
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.