特集 コロナパンデミック後の病院スタッフのメンタルヘルスケア
事例
小倉第一病院における職員メンタルヘルスケア—コロナ禍を乗り切る組織のコミュニケーション力
中村 秀敏
1
1医療法人真鶴会小倉第一病院
キーワード:
新型コロナウイルス感染症
,
感染管理担当者
,
職員交流
,
コミュニケーション
Keyword:
新型コロナウイルス感染症
,
感染管理担当者
,
職員交流
,
コミュニケーション
pp.153-155
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211867
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■はじめに
透析患者の死因は特徴的で第2位が感染症(21.5%)である1).一般人口での死因第1位の悪性腫瘍の割合の約2倍であり,それだけ腎不全では免疫力が低下していることになる.新型コロナウイルス感染症(以下,コロナ)に対するワクチンが接種できる前,2021年2月時点で報告された透析患者のコロナ死亡率は1割を超えており,われわれ透析医療従事者は震撼させられた.だからこそ,感染管理にはより一層の注意が必要であり,職員のメンタルヘルスも窮地に陥っていた.
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