巻頭シリーズ アートとケア アール・ブリュットから受けとるもの・2
アール・ブリュットの持つ力
渡邉 芳樹
1
1こどもの国協会
pp.102
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201501
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生の芸術アール・ブリュットと私の出会いは2012年に遡る。その後,国内外でアール・ブリュットの発信を続ける介護・福祉関係者を通じて理解を深め,欧州5か国を旅して専門家や作品にも出会った。最近では欧州だけでなくアジアでも,日本のアール・ブリュットの高い評価は確立している。
また,国内的には2018年に,世界にも例のない障害者文化芸術活動推進法が制定され,「専門的な教育に基づかずに人々が本来有する創造性が発揮された作品が高い評価を受け,その中心が障害者の作品であること等を踏まえ,障害者による芸術上価値が高い作品等の創造への支援を強化すること」が明記された。
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