特集 「最期は家で」の希望をかなえる 在宅看取りの意思を支えるために,病院ができること
事例と提言:地域・在宅の立場から
—【訪問看護ステーションの立場から】—最期は家での願い(request)をかなえる—「在宅療養してみて考える」柔軟な選択肢の提案
入澤 亜希
1
,
有賀 雅代
1
,
工藤 玉恵
1
1日本財団在宅看護センター 葵の空訪問看護ステーション
pp.214-217
発行日 2018年3月10日
Published Date 2018/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200919
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葵の空訪問看護ステーションは,大規模な急性期病院が近隣に複数存在する東京都豊島区に開設された。緩和ケア認定看護師が3名在籍し,高い専門性に基づく在宅看護を提供している。
本稿では,退院後も揺れ動く患者・家族への意思決定支援を継続した事例を紹介する。事例を通じて,退院前から「最期まで在宅」と意気込むのではなく,試験的に在宅療養に移行する中で最期の場所を選択していく柔軟なプロセスを提案する。
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