特集 「最期は家で」の希望をかなえる 在宅看取りの意思を支えるために,病院ができること
事例と提言:地域・在宅の立場から
—【看護小規模多機能型居宅看護の立場から】—その人が望むケアをつむぐ
山田 正己
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1気の里看護小規模多機能型居宅介護「つむぎのて」
pp.210-212
発行日 2018年3月10日
Published Date 2018/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200918
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「看護小規模多機能型居宅介護」(看多機)では,介護報酬制度に基づき,通い・泊まり・訪問の3種類を,利用者の状態に応じて介護と看護(医療)の両面から一体的・柔軟に提供できる。筆者は看多機の管理者として,人生の最期まで利用者が望む日常生活を営むことを支援している。本稿では,地域・在宅での看取りにおいて看多機が担える役割と,現時点での制度上の課題を示す。また,看多機の機能を活用して,退院後に口から食べることを再獲得し自宅での平穏な看取りが実現した事例を紹介する。
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