特集 地域で“生きる”“暮らす”を支える看護連携の深化 2018年度診療報酬・介護報酬同時改定を見据えて
【対談】地域に「看取り」を取り戻す—本人が希望する在宅死を阻むものとは
石口 房子
1,2
,
宇都宮 宏子
3
1NPO法人日本ホスピス・在宅ケア研究会
2YMCA訪問看護ステーション・ピース
3在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス
pp.626-632
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200758
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本格的な多死社会を迎える中,看取りの場が不足し,2030年には年間約47万人が“看取り難民”になると推計されている。一方,現在の日本では国民の8割が病院で亡くなっており,地域・在宅における「看取り文化」も失われている。厚生労働省の調査によれば,6割以上の国民が「最期まで自宅で療養することは困難」と考えているという。
地域・在宅での看取りを阻むものとは何か。本座談会では,訪問看護および在宅療養支援に長年取り組んできた2人のエキスパートに,地域に「看取り」を取り戻すための課題と方法論を語っていただいた。
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