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病院の前進を阻むもの
村上 実
1
1愛媛県新居浜市別子病院事務課
pp.57-61
発行日 1956年1月1日
Published Date 1956/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201058
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わが国の総合病院は,大学病院,官公立病院を主として,その他のものも,大部分は公的機関の経営に属するものであることは周知の通りである。
これを経営主体別に見れば,厚生省,文部省,大蔵省,郵政省,法務省,国鉄,専売公社,電々公社,都道府県,市町村,財団法人,公益法人,学校法人,社団法人,健保組合,国保組合,協同組合,職員共済組合,農協,済生会,企業会社等々である。之に依つて見れば総合病院というものは,大体に於て,公的機関の経営する病院と,企業会社経営の産業病院とに大別されるようである。勿論,この他に個人経営のもの,或は医療法に基く医療法人のものもあるにはあるが,それらは経営規模が極めて小さく,総合病院の範疇に入り難いものが大部分である。
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