特集 質の高い「看護診断」の運用 組織化と人材育成を基盤とする継続的取り組み
—【実践報告】東京都済生会中央病院の取り組み—「NANDA-I看護診断導入プロジェクト」を振り返る—看護系記録全体の改善を達成した取り組み
東 めぐみ
1,2
,
樋口 幸子
1
1東京都済生会中央病院看護部
2東京都済生会中央病院看護キャリア開発室
pp.536-542
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200737
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東京都済生会中央病院では2017年3月にNANDA-I看護診断を導入した。同院ではかねてから電子カルテシステムの構造上,看護師の思考プロセスと必要な情報とが効率的に統合されないなどの不具合が課題となっており,看護診断導入のプロセスにおいて,これらの課題とも直面することになった。
本稿では,看護診断導入と看護系記録全体の改善とを達成した同院の取り組みを,現場の苦悩も含めて振り返る。
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