特集 現場の変化を捉えた「転倒・転落」予防 患者の高齢化・重症化に伴う新しいケア環境を考える
実践報告
転倒予防への患者参加を目的とした転倒インシデントの分析と説明用ツールの開発—大阪大学医学部附属病院の取り組み
圓見 千代
1
,
上間 あおい
2
,
田中 宏明
2
,
三谷 朋
3
1大阪大学医学部附属病院看護部
2大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部
3アトリエトモリッシュ
pp.1072-1077
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200593
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大阪大学医学部附属病院では,病院内での転倒予防に,医療者が患者と一緒に取り組む必要性に注目している。このたび,転倒のインシデントレポートを患者の視点から分析し,患者向けの転倒予防パンフレットを開発した。転倒の発生場所やきっかけとなった行動をイメージしやすいイラストをふんだんに使ったオリジナルツールである。本稿では分析,開発の一連の取り組みについて紹介する。
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