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第1土曜特集 AIホスピタルの社会実装
大阪大学医学部附属病院におけるAIホスピタルの取り組み
AI hospital projects at Osaka University Hospital
川崎 良
1
,
西田 幸二
2
,
土岐 祐一郎
3
Ryo KAWASAKI
1
,
Kohji NISHIDA
2
,
Yuichiro DOKI
3
1大阪大学医学部附属病院AI医療センター副センター長
2同センター長
3同消化器外科
キーワード:
人工知能(AI)
,
診断支援
,
業務支援
,
人間中心のAI
,
社会実装
Keyword:
人工知能(AI)
,
診断支援
,
業務支援
,
人間中心のAI
,
社会実装
pp.939-945
発行日 2022年9月3日
Published Date 2022/9/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28210939
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大阪大学医学部附属病院(以下,阪大病院)は,病院が目指す姿として「Futurability:すべての人が待ち遠しくなるような病院,未来の可能性を見つめ,新たな課題に新たな方法で解決し続ける姿」を掲げている.医療が進歩する一方で,専門化・複雑化した医療の負の側面もある.この状況を打開するうえで医療分野でのAI活用が重要である.医療分野のAIといえば,画像診断や診断支援のプログラム医療機器が思い浮かぶが,それにとどまらず業務支援や患者サービスにもAIを取り入れている.安全・安心な医療,医療従事者が持つ可能性を最大限発揮する “人間中心のAI” を意識し取り組んでおり,本稿ではその事例を紹介する.近い将来,自然な形でAIが医療や業務に取り込まれていくと確信する一方で,医療の問題が技術的側面だけで解決することはなく,“AIを使いこなす医療人がそれぞれの持つ能力を最大限に発揮できる場” となることを目指している.
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