特集 現場の変化を捉えた「転倒・転落」予防 患者の高齢化・重症化に伴う新しいケア環境を考える
【インタビュー】「看護師の判断」を人工知能が学習し転倒・転落予測を支援する—人工知能「KIBIT」を用いたNTT東日本関東病院の取り組み
武田 秀樹
1
,
中尾 正寿
2
1株式会社FRONTEO 行動情報科学研究所
2NTT東日本関東病院 医療安全管理室
pp.1066-1071
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200592
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人工知能が患者1人ひとりの転倒・転落リスクを予測して看護業務を支援する。夢のような話の実現がそこまで近づいている。
2015年2月,NTT東日本関東病院は株式会社FRONTEO(フロンテオ)と共同で,人工知能「KIBIT(キビット)」を用いた転倒・転落予測システムの実証研究をスタートさせた。看護記録を基に,暗黙知を含む「看護師の判断」を学習した人工知能が転倒・転落のリスク患者をスクリーニングする試みである。この概要と成果,今後の展望について話を聞いた。
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