特集 地域包括的視点を重視した看護マネジメント“知識編” お互いの強みを活かし,最後まで安心して暮らせる地域をつくるための知識と実践
「訪問看護出向システム」から地域全体での看護人材の確保・育成策を考える—厚生労働科学研究「訪問看護事業所の新たな人材確保対策に係る研究」からの提案
福井 小紀子
1
,
齋藤 訓子
2
,
柏木 聖代
3
,
堀川 尚子
2
,
沼田 美幸
2
,
碓井 瑠衣
2
,
後藤 友美
4
1日本赤十字看護大学地域看護学
2日本看護協会
3横浜市立大学基礎看護学
4厚生労働省医政局地域医療計画課在宅医療推進室
pp.681-687
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200246
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2025年に向けて地域完結型の医療介護提供体制へと舵が切られ,看護に対するニーズの増大および質が変化している。看護人材が限られる中,地域内での有効な人材確保策を新たな発想で考える必要がある。筆者らは,訪問看護人材確保策として,地域内の別法人の病院と訪問看護ステーションが連携した「訪問看護長期出向システム」を創案した。本稿では同システムの実現可能性に関する調査結果およびその他の訪問看護人材確保策について,厚生労働科学研究の結果を基に考察する。
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