特集 新型コロナからの教訓—モニタリング報告2024
—人材育成のモニタリング報告2024—人材育成・確保はどうなったか?
角野 文彦
1,2
1びわこリハビリテーション専門職大学
2元 滋賀県健康医療福祉部
キーワード:
人材育成
,
サージキャパシティの確保
,
専門家の育成
Keyword:
人材育成
,
サージキャパシティの確保
,
専門家の育成
pp.1213-1218
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210436
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ポイント
◆サージキャパシティと専門家の確保により、有事において適切に対策を進めることが、危機管理対応における人材育成の重要な目的である。
◆専門家の能力を発揮するには、専門家が組織の意思決定に介入できる仕組み、感染管理や感染症疫学を業務とする部門の設置および専門家が機能する環境を用意することが重要である。
◆滋賀県では、実地疫学専門家養成コース修了生および感染管理認定看護師が専門家として機能する環境を構築している。これらの専門家を中心として、保健所職員、IHEAT要員の育成を行うとともに、高齢者・障害者施設および病院のそれぞれにおけるネットワークを運用し、相互支援、感染対策レベルの向上と標準化を図っている。
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