特集 がん患者への意思決定支援の質を高める 診断時から終末期までを支える組織的取り組み
【実践報告:京都大学医学部附属病院の取り組み】患者の意思決定を支える病棟文化の醸成を目指す—入院中の血液がん患者への多職種による支援から
大内 紗也子
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1京都大学医学部附属病院看護部(血液腫瘍内科)
pp.150-155
発行日 2015年2月10日
Published Date 2015/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200123
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血液がんは個別性の高い経過・転帰をたどり,治療期と終末期の境目があいまいという特性がある。また入院加療が前提となることから,病棟スタッフによる時宜を捉えた緻密な意思決定支援が不可欠である。本稿では,病棟および多職種チームで,血液がん患者の意思決定を支える文化の醸成と具体的実践としての多職種カンファレンスの成果を紹介する。
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