特集 がん患者への意思決定支援の質を高める 診断時から終末期までを支える組織的取り組み
【実践報告:東京女子医科大学病院の取り組み】大学病院が地域と取り組む看看連携—がん患者のよりよい意思決定支援および生活支援を目指して
大堀 洋子
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1東京女子医科大学病院 社会支援部
pp.144-149
発行日 2015年2月10日
Published Date 2015/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200122
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大学病院においては,がん患者が治癒を目指した治療に最後まで望みをつなぐケースが多く,患者・家族にとって最善の意思決定支援や退院支援のタイミングを捉えることが困難になりやすい。筆者は東京女子医科大学病院の退院調整部門である社会支援部に看護師長として勤務し,こうした課題解決に向けた院内外の環境整備,特に在宅側との「看看連携」の推進に取り組んでいる。本稿では同院の地域をつなぐ活動の成果を報告する。
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