特集 職場適応に困難を抱えるスタッフへの支援 “こぼれ落ちない”人材育成を目指して
職場適応に困難を抱える新人看護師への包括的支援策—京大病院の組織的取り組みの成果から
松野 友美
1
,
竹中 純子
1
,
山田 美恵子
1
,
斎田 聡一朗
1
1京都大学医学部附属病院 看護部
pp.949-959
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200014
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京都大学医学部附属病院では7対1看護体制に伴う看護師増員に備え,2006年度から段階的に,新人看護師への教育体制の見直しを行った。教育専従の担当者を増やし,クリニカルコーチ制度やサポーター制度の導入に加え,新人に複数回の面談を実施し,心理的負担の軽減を図っている。このような組織的かつ重層的な取り組みの中で,職場適応に困難を抱える新人にも個別性を尊重した介入・支援を実施している。本稿では同院の取り組みの成果を,各教育担当者の視点から紹介する。
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