特別記事 大学が主催する新人看護職員の「社会化」支援①
札幌市立大学看護学部「往還型研修」とは
松浦 和代
1
,
大野 夏代
2
,
田中 広美
2
,
神島 滋子
2
,
山本 真由美
2
,
工藤 京子
2
,
多賀 昌江
2
,
柏倉 大作
2
,
御厩 美登里
2
,
中村 惠子
2
,
庄子 由美
3
,
梅津 武蔵
4
1札幌市立大学看護学部小児看護学
2札幌市立大学看護学部
3東北大学病院看護部
4日高振興局保健環境部静内地域保健室(静内保健所)健康推進課
pp.61-69
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102985
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さまざまな取り組みを通して一時に比べて歯止めがかかったものの,新人看護師の早期離職対策はいまでも看護界全体の課題である。
札幌市立大学看護学部では「往還型研修」として,北海道内外のさまざまな病院に勤務する卒業生たちを3年間にわたり支援しており,組織社会化やメンタルケアなど複合的な効果を生んでいる。先輩卒業生たちが屋根瓦式に後輩の支援に当たることが大きな特長である。
本シリーズでは,3回にわたりこの往還型研修を紹介する。第1回の今回は研修全体の概要について解説する。また,各回,教育研修で成果を挙げている病院の看護管理者や卒業生が就職している病院の看護管理者,研修に参加した卒業生から本研修の意義についてコメントをいただく。
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