特別記事 大学が主催する新人看護職員の「社会化」支援③【最終回】
札幌市立大学看護学部による卒業前スキルアップトレーニング
田中 広美
1
,
山本 真由美
1
,
工藤 京子
1
,
柏倉 大作
1
,
大野 夏代
1
,
神島 滋子
1
,
多賀 昌江
1
,
御厩 美登里
1
,
松浦 和代
1
,
中村 惠子
1
,
木村 麻美
2
,
沓澤 佳代子
2
1札幌市立大学看護学部
2北海道社会保険病院看護局 7階病棟
pp.260-269
発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103028
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新卒者の離職は,今日,わが国の社会問題ともいえる状況にあり,看護師も例外ではない。看護師の離職は,看護学生から看護師への移行プロセスにおけるリアリティ・ショックの経験が背景にあるとされており1),就業時のギャップを最小限にするため,看護師養成機関,臨床現場の双方からの試みが期待されている。
本シリーズでは,「往還型研修」と銘打った札幌市立大学主催による新人看護職員の「社会化」支援について紹介してきた。附属の病院を持たない公立大学が,市中病院と連携して継続的な卒業生支援を行う意義は大きい。
最終回となる第3回では,同校の卒業生および札幌市内の病院と連携し実施している卒業前スキルアップトレーニングについて紹介する。
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