連載 病院めぐり
市立札幌病院
晴山 仁志
1
1市立札幌病院
pp.1324
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903122
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市立札幌病院(中西昌美院長)は明治2年に開拓使の官立病院として創設されました.県立病院,公立病院,区立病院と変遷を遂げ,市制の実施に伴って大正11年8月に市立病院となり,札幌市民ならびに北海道民の健康と福祉に大きく寄与してきました.明治24年以来,街の中心地に位置していた病院は,平成7年10月に中央区にある発展目覚ましいJR桑園駅の近くの10階建ての新病院に移転しました.病院9階の産婦人科の病棟からは,忙しい勤務の合間にポプラ並木を含めた北大構内を眺望することができ,北海道の四季の移り変わりを敏感に感じとることができます.
現在,総病床数810床で,救命救急センターを含めて診療科目は31科,常勤医150名(臨床研修医,常勤嘱託医を含む)が勤務しています.婦人科は30床,産科は18床を有し,院内の最近の占床率はトップで,空きベッド探しに頭を悩ませています.産科婦人科医師は6名(晴山仁志部長,花谷 馨医長,酒井慶一郎医長,田畑雅章医長,山下陽一郎医師,原 洋子医師)が常勤(うち研修医1名)で診療に従事し,北海道大学医学部産婦人科教室(藤本征一郎教授)出身者が勤務しています.日本産科婦人科学会の研修指定病院であり,5名が日本産科婦人科学会の認定医,2名が細胞診指導医です.
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