連載 自分をリーダーに育てる・1【新連載】
マネジャーとしての枠をさらに広げて真のリーダーになろう
坂本 すが
1
1公益社団法人日本看護協会
pp.57
発行日 2013年1月10日
Published Date 2013/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102672
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「ナースマネジャーの仕事を,いかに創造的な発想でこなしていくか」。これが昨年の連載のテーマだった。これから超高齢多死の時代に向かって医療環境は変化し続ける。当然,看護職の職場環境でも,多くの難問が生じるだろう。そこで今年は「目の前にどんな難問を突きつけられようと,それに対応できるようになるには何が必要か」を探っていきたい。これこそが,今,看護管理者に求められていると思うからだ。
人は,一般的には,管理職に任じられるところから,本格的にマネジメントを始める。最初は看護師長やナースマネジャーなどの役職が与えられ,その任務をこなしていく。それと同時に,組織内では,概ね1年間でやるべきことが決められていて,毎日のルーティンワークに追われ,慌ただしく動いていく。初めは忙しいばかりだったマネジャーでも,時間が経つとスタッフの要望や報告が耳に入るようになり,組織内の問題も見えてくるだろう。
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