連載 宮子あずさのサイキア=トリップ・82
看護の枠は自覚です
宮子 あずさ
pp.108-109
発行日 2011年9月15日
Published Date 2011/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100929
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宮子、男の子を言い負かす
幼い頃から私は、ふとした拍子に何かにこだわると、しつこく考え続ける癖がありました。そしてその結果、変なことを言ったりやったりしてしまい、事態をややこしくすることも。この記憶がはっきり残っているのは、小学校の低学年の頃に起こった、同級生との口げんかです。
何が理由かは忘れましたが、ある日私は同級生の男の子とけんかをして、思いっきり言い負かしてしまったのです。男の子は鼻水を垂らして泣きながら、「おまえは、お父さんがいないから、ひねくれてるんだ!」。これは完全に、彼の勘違い。私の両親は、いろいろややこしい話はありながらも、ずっと同居していたんです。
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