連載 師長の臨床・3
「知」の身体性
佐藤 紀子
1
,
中野 りか
2
1東京女子医科大学看護学部看護職生涯発達学
2KKR札幌医療センター
pp.1082-1085
発行日 2012年11月10日
Published Date 2012/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102622
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連載の第3回目からは,師長の実践を,当事者である師長に具体的に記述していただき,その記述から「師長の臨床実践」を,読み解く試みをしようと考えている1,2)。
これからの3回は,昨年,私が講師として研修をお引き受けした,札幌市にあるKKR札幌医療センターの師長たちによって描かれた「師長の臨床」の事例を使うことにした。私はこの研修で,師長たちの描き出す臨床に豊かな看護を見出したと感じたが,この感覚は師長の実践に埋め込まれている看護学としての意味から生じるものであると確信している。その埋め込まれた実践知を私自身が確認するためにもこの仕事に取り組もうと思う。
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