連載 師長の臨床・11
看護学とは,臨床の知とは,何か
佐藤 紀子
1
1東京女子医科大学看護学部看護職生涯発達学
pp.588-591
発行日 2013年7月10日
Published Date 2013/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102820
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連載も11回目になるが,毎月締め切りの日を意識しながら,読み手である全国で日々仕事に邁進している師長に対し,私が何を問いたいのか,何を伝えたいのか,何をこれからともに考え,変えていきたいかを自身に問い続けてきた。
今回は,前回に引き続き,私たち看護師の身体に染み込んでいるものの見方や考え方,相互作用を基盤とした他者との関係性の構築の仕方について,その拠って立つ学問である「看護学」の視点から再度熟考し,師長という立場にある看護師が何をどのように経験することで学んできたのか,そしてどのようにこれからの実践を担っていくのかについて,私の研究テーマでもある「看護師の臨床の『知』」にも触れつつ考えていきたいと思う。
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