連載 文部科学省「看護師の人材養成システムの確立」紹介!・7
慶應義塾大学―ジェネラリスト・ナースの発達モデル
鎮目 美代子
1
,
小池 智子
2,3
,
水口 由美
3
,
加藤 恵里子
4
,
西平 万知子
4
,
片岡 美樹
4
,
細井 恵子
1,3
1慶應義塾大学病院看護部
2慶應義塾大学看護医療学部
3慶應義塾大学病院キャリア開発センター
4慶應義塾大学病院
pp.826-829
発行日 2011年8月10日
Published Date 2011/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102176
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本事業は,ジェネラリスト・ナース育成プログラムの開発,臨床指導者の育成,キャリアパス構築,人事交流の4つを柱に,大学病院と看護医療学部が連携し,教育体制の整備・運営,大学病院と学部の人材の有効な活用を促進するシステムの構築を図ります。これにより,高度先進医療に対応できる自律したジェネラリスト・ナースの育成をめざしています。
ジェネラリスト・ナースの核となる臨床実践力を高めるプログラムでは,集合教育とOJTの連動,強化をはかりフィジカルアセスメント能力・看護過程展開能力を促進するプログラムの開発に取り組んでいます。また,新人の指導を通し教育力を育成するプリセプター研修をはじめ教育スキルの優れた教育指導者の育成プログラムの開発,ポートフォリオやキャリアアドバイスの活用,キャリアパスの開発による看護師個々のキャリアビジョンをふまえたキャリア開発を支援する体制の整備。さらに,ジェネラリスト・ナースへの成長支援,学生の実習支援を促す病院・学部双方の人材交流の制度や仕組みづくりに取り組んでいます。教育体制やキャリア支援体制を整備し,個々の看護師がキャリアビジョン,プランをもちながら意欲を高くもち働き続け,自律したジェネラリスト・ナースへと成長し,自己実現していけることをめざしています。
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