特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の手術手技トレーニング
慶應義塾大学手術手技セミナー
西山 崇経
1,2
,
大石 直樹
1,2
Takanori Nishiyama
1,2
,
Naoki Oishi
1,2
1慶應義塾大学病院聴覚センター,
2慶應義塾大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
手術手技トレーニング
,
耳科手術
,
側頭骨外科
,
人工内耳
Keyword:
手術手技トレーニング
,
耳科手術
,
側頭骨外科
,
人工内耳
pp.329-332
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001512
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はじめに
人工聴覚器の進歩によって,本体そのものや電極はより生体親和性が高くかつ高効率・高性能になってきている。しかし,機器の進歩とともに機器を取り扱う新たな手術手技を身に付ける必要があり,実際の症例で行う前にトレーニングを行う必要がある。また耳科手術における側頭骨削開を伴う手術は,解剖学的指標を同定することの難しさや危険部位を想定しながら十分な視野を展開する必要があり,手術手技を向上させるためには,実際に側頭骨削開を行いながら術中・術後のフィードバックを行うことが重要と考えている。
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