特集2 基礎と臨床での教育モジュールの共有―ユニフィケーションとシミュレーション教育
神奈川県のユニフィケーションシステムの取り組み―看護基礎教育と臨床との有機的な連携をめざして
佐藤 麗子
1
,
黒木 和江
2
,
矢島 道子
3
1神奈川県立平塚看護専門学校
2神奈川県立よこはま看護専門学校
3神奈川県保健福祉局地域保健福祉部保健福祉人材課
pp.384-392
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102040
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これまでの経緯
看護および看護を取り巻く社会環境が大きく変化し,それに伴い看護基礎教育も変化を余儀なくされている。神奈川県では2000(平成12)年,衛生部に県立大学開学準備課を設置し4年制大学開学の準備を具体的に開始した。同時に看護職員需給見通しをベースに置きながら看護基礎教育全体を見わたし「量から質への転換」を図りつつ県立・県営の看護専門学校4校の再編整備を進めた。
2003(平成15)年に県立保健福祉大学が開学,4校の看護専門学校を2校に再編整備し「特色ある学校づくり」として,①カリキュラムの見直し,②社会人入試の導入,③ユニフィケーションの導入,の3点を中心に取り組んだ1)。
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