特集 看護教員養成とは何か
―看護教員養成の実際:神奈川県の取り組み―自己成長しつづける力の獲得をめざす
酒井 恵子
1
,
堀 源治
1
,
萱嶋 美子
1
,
山口 いずみ
1
,
黒木 和江
1
1神奈川県立保健福祉大学実践教育センター実践教育部
pp.970-974
発行日 2007年11月25日
Published Date 2007/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100805
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設置の経緯
神奈川県立保健福祉大学実践教育センター(以下,センター)は,平成15年に県立保健福祉大学の開学に伴い,保健・医療・福祉の現任者の人材育成を目的に大学の附置機関として発足した。看護教員養成コースは,昭和50年4月に開設された神奈川県立看護教育大学校看護教育学科(以下,看護教育大学校)を前身としている。
センター発足に伴い,教員養成課程に看護教員養成と介護教員養成の2つのコースを置いた。看護教員養成コース(以下,本コース)は教育目的を「看護教育に必要な知識・技術を修得し,豊かな人間性を養うことにより,看護教育に貢献できる人材を育成すること」とし,カリキュラムには,看護教員養成講習会の標準の内容に加え,大学の基本理念(表1)である総合的なヒューマンサービスを担う人材育成をめざす科目を入れた。平成18年に日本看護協会認定看護管理者制度ファーストレベル教育機関として認定を受けている。
本コースは,“自己成長しつづける力”をつけ社会のニーズに応えられる看護教員の養成や,現任教育担当者の育成をめざしている。前身の看護教育大学校から平成18年度までの卒業生は1544名で,その多数が保健・医療・福祉のさまざまな分野で活躍している。
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