特集 退院支援で看護が見える
在宅緩和ケアシステム構築に向けた緩和ケア認定看護師の取り組み
太田 緑
1
1十和田市立中央病院 地域医療連携室
pp.1046-1050
発行日 2009年11月10日
Published Date 2009/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101614
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はじめに
2006(平成18)年の診療報酬改定や介護保険法改正に伴い,在宅医療を推進する流れが大きくなり,患者自身が死を含めた生き方,過ごし方,どこで最期を迎えるかを自由に選択できる幅が広がり,医療者はそれらを支えていくことが必要になった。
治療中心の考え方から生活・患者自身の生き方を含めたケアへ,病院完結型医療から地域全体での医療連携へとシフトしてきている。今回,地域医療連携室に配置されている緩和ケア認定看護師の活動を通し,在宅緩和ケアシステムの構築と退院調整について述べてみたい。
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