特集 退院支援で看護が見える
インタビュー●NTT東日本関東病院の退院支援―都市型の施設で現場がかかえるジレンマ,その解決に向けて
宗川 千恵子
1,2
,
吉田 左知子
2,3
1NTT東日本関東病院 総合相談室
2NTT東日本関東病院 看護部
3NTT東日本関東病院 呼吸器科・ペインクリニック科病棟
pp.1040-1045
発行日 2009年11月10日
Published Date 2009/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101613
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退院支援の障害となる要因として,後方施設が少ない,家族の受け入れが難しい,連携先の医療技術水準などが課題として挙げられている。しかし,障害は介入事例の数だけあり,急性期病院の病棟スタッフはジレンマを抱えながら,日々退院支援にかかわっている。
医療機能の再編,療養病床の削減,急速に進む独居高齢化……現場のスタッフは,どのような問題を抱え,退院調整を専任で支援する看護師はどのように現場をサポートしているのだろうか。東京都品川区に所在し,平均在院日数10.6日,外来患者数2263人という都市型の病院であるNTT東日本関東病院の看護職へのインタビューから,同院のこれまでの成果を振り返りながら,いまの退院支援がかかえる課題を明らかにする。
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