第2特集 急増した精神科認定看護師の報告―ニーズに応える認定看護師制度とは
扉
pp.509
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101496
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現在の日本の総病院数は8783施設であり,そのうち精神科病院は1081施設となっている(厚生労働省医療施設動態調査2009年1月)。この総病院数の約8分の1を占める精神科病院では果たしてどのような質の高い看護が展開されているのだろうか。
近年の精神科医療の変化に対応すべく日本精神科看護技術協会は1995年に4分野での精神科認定看護師制度を創設したが,さらなる時代のニーズと変化に対応すべく,2007年度に10領域へとより専門化を図って制度の改正を行なった。その結果2009年度には前年までの総数のほぼ倍増となる合計317名の認定看護師を輩出し,精神科医療での専門的なケアの必要性を証明することとなった。
本特集ではこの精神科認定看護師制度を切り口に,精神保健医療福祉の現況から認定看護師の現場の声まで,精神科看護を取り巻く現在を紹介したい。
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