第2特集 急増した精神科認定看護師の報告―ニーズに応える認定看護師制度とは
日本精神科看護技術協会の精神科認定看護師―その概要と展望
天賀谷 隆
1
1東海大学健康学部看護学科
pp.510-515
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101497
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日本精神科看護技術協会の概要
特例社団法人日本精神科看護技術協会(以下,日精看)は,1947年(昭和22)年7月15日50名あまりの男子看護者により「看護技術の向上」「相互の親睦」を目的とした全日本看護人協会という名称で創設された。1958(昭和33)年には,男子のみであった協会を発展的に解消し,精神科病院に勤務する看護士・看護婦が会員となる日本精神科看護協会として再発足し,その後,1976(昭和51)年に厚生省(現在の厚生労働省)医政局看護課から社団法人の認可をうけて,現在の日精看に至る。
日精看は,精神科看護に従事しているものの専門的技術の向上および人格の陶冶に努めるとともに精神科看護の充実向上,精神障がい者の社会復帰の促進と精神保健思想の普及に努めることにより,国民の健康と福祉の増進に寄与することを目的とする,看護の職能団体として,主に精神科医療および教育に携わる会員によって構成されている。
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