焦点 看護職の人材確保のために
[コラム]これから就職を控えた学生として
中村 渓子
1,2
1東京女子医科大学看護学部
2現東京女子医科大学病院
pp.773
発行日 2007年9月10日
Published Date 2007/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101022
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卒業式,国家試験の合格発表と慌ただしい日々も過ぎ,就職を目前に控えた今,友人との話題は,就職後の自分自身をイメージするのすら怖い,期待よりも大きい不安に押しつぶされそうといったことばかりである。何でも悪い方向にばかり考えてしまう人もいれば,どうにかなるさと楽天的に考える人もいる。さまざまなイメージをもつ友人たちの間で,私自身のイメージも揺れ動く。
不安と期待を抱え,就職を控えた学生の心のなかは,期待すればするほど不安も大きくなり,怖くなるということだ。もちろん,ナースという夢が叶った喜びは大きく,ナースとして力を発揮する,新人ナースとしての自分自身の姿を心に思い描きもする。
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