焦点 看護職の人材確保のために
【座談会】新人のスムーズな就職と定着に向けて・2―学生と教員と看護管理者それぞれの思い
奥村 元子
1
,
小島 藍
2
,
金丸 聡子
3
,
佐藤 紀子
3
,
内糸 ちえ子
2
,
山本 浩子
4
,
松月 みどり
5
1日本看護協会事業局専門職支援・中央ナースセンター事業部ナース確保定着推進戦略プロジェクト
2都立広尾看護専門学校
3東京女子医科大学看護学部
4東京都保健医療公社大久保病院看護部
5田附興風会医学研究所北野病院看護部
pp.764-772
発行日 2007年9月10日
Published Date 2007/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101021
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モチベーションを落とさない配属の仕方
山本 ここ数年,私自身の問題として,新人の希望を入れながらどの病棟に配属するかという,管理職の責任の重さをすごく感じています。
奥村 お二人は,もう希望の配属はお伝えになったと思いますが,それがわかるのは入職されたあとですか。
小島 入職後です。希望は救命救急センターです。
奥村 それはどうして?
小島 同居していた祖父が,持病から急変したときに,私はすでに看護学校に通って,実習もしていたにもかかわらず,何もできなかったのです。祖父はすぐに亡くなったのですが,もしあのとき何かできたら,もう少し生きることができたのではと思ったということがあります。
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