特集 急性期病院におけるせん妄ケアの改善とシステム化
扉
pp.565
発行日 2007年7月10日
Published Date 2007/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100979
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
急性期病院では術後せん妄患者が日常的に存在し,看護師は症状の沈静化や患者の安全確保などの対応に苦慮している。
しかしせん妄は,事前のアセスメントで発症リスクを把握し,誘因を除去することにより,予防が可能である。また発症した場合でも,適切な対応により重症化を防ぎ,早期の離脱を図ることもできる。
このような,エビデンスにもとづくせん妄ケアの効果を上げるには,組織としてせん妄ケアの改善とシステム化に取り組むことが欠かせない。
本特集では,看護管理から見たせん妄ケアの課題,大学病院でのせん妄ケア改善のプロセス,そしてその取り組みが組織全体に及ぼす効果について紹介し,今後へのヒントにしたい。
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.