連載 感染管理・業務改善 SUCCESS FILE・7
ICUでの防護用具使用の見直し
中川 みゆき
1
1東京慈恵会医科大学附属病院医療安全管理室
pp.664-667
発行日 2003年8月10日
Published Date 2003/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100889
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東京慈恵会医科大学附属病院の感染管理を担う組織は3つあり,互いに連携しながら活動している(図1)。中央診療部門である感染制御部は,感染性疾患の診療やコンサルテーションを行なう。そして院内の全診療科等の代表から構成され諮問機関としての役割を持つ感染対策委員会と,院長直属の病院感染対策実践組織である感染制御チーム(Infection Control Team; ICT)がある。ICTには各部署に配置されたリンクナースが含まれる。
現在,筆者は感染管理看護師(ICN)としてICTを拠点に活動している。ICTは,感染症発生時の迅速な対応や病院感染に関する調査,評価を行なう。そしてそれらをふまえて感染防止策を立案し,臨床で実践できるよう環境を整えながら指導を行なう役割を担う。
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