特集 経済学を看護の味方に
社会にとっての看護の価値を問い続ける―看護経済研究会のあゆみから
安川 文朗
1
1広島国際大学医療福祉学部医療経営学科
pp.612-614
発行日 2003年8月10日
Published Date 2003/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100879
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近年,国民医療費の増大と経済の停滞を背景に医療の効率化が叫ばれて久しいが,看護界でもコストや経済性という言葉に強い関心が向けられるようになってきた。
筆者は,1993年に発足した「看護コスト研究会」のメンバーとして活動してきたが,この研究会は発展的に解消し,1999年4月に「看護経済研究会」が発足した。筆者は本研究会の代表幹事を務めている。「看護」と「経済」を真正面から掲げ,たとえ小さな集まりとはいえ,10年近く看護と経済の議論を続けてきた本研究会は,それなりの社会的責任を付与されていると考える。
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