特集 人材確保策としての看護師派遣労働のゆくえ
【座談会】看護師の派遣労働の現状と今後を探る
田中 幸子
1
,
加藤 佳男
2
,
安川 文朗
3
,
宮井 美津子
4
1北里大学看護学部
2株式会社メディカルアソシア
3同志社大学研究開発推進機構
4横浜逓信病院看護部
pp.816-824
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100546
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田中 司会を務めます北里大学看護学部の田中幸子です。今日は,医療分野における看護職の労働者派遣の現状から今後の人材確保・雇用のあり方を考える手がかりが見つかればと,皆さんに集まっていただきました。
2004(平成16)年3月から,医療分野における労働者派遣が解禁されたことに伴いまして,看護職の派遣労働――紹介予定派遣が可能となりました。これまで,本誌の6~8月号に3回にわたって,看護職の紹介予定派遣について説明し,さらに私が実施してきた調査結果から,働く側と病院側のそれぞれに異なるニーズが存在することを明らかにしてきました。そして,現行制度については,いくつかの問題も指摘されています。
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