連載 新人看護職者の看護実践能力を育成する―教育プログラム開発・2
看護系大学を卒業した新人看護職者における看護実践能力の習得状況
佐藤 まゆみ
1
,
大室 律子
1
,
根本 敬子
1
,
佐藤 禮子
2
,
太田 節子
3
,
門川 由紀江
4
,
濱野 孝子
4
1千葉大学看護学部
2放送大学
3滋賀医科大学医学部看護学科
4千葉大学医学部附属病院
pp.676-681
発行日 2006年8月10日
Published Date 2006/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100349
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調査方法と結果
●調査方法
調査用紙の作成
「大学における看護実践能力の育成の充実に向けて(看護学教育の在り方に関する検討会報告 2002年3月)」1)における「看護実践を支える技術学習項目」に基づき,調査項目を検討した。その結果,「看護ケア基盤形成の方法」に関する27項目(25.0%),「看護基本技術」に関する65項目(60.2%)に,自作の「看護職者としての態度の形成」に関する16項目(14.8%)を加え,看護実践能力に関する調査項目を108項目設定した。さらに対象者の属性(年齢,勤務病院の種類,勤務部署など)7項目を加え,115項目からなる調査用紙を作成した。項目ごとに,就職直後と現時点(就職後6か月)における達成度についての自己評価を尋ねた。回答形式は「よくできる」から「全くできない」の4段階尺度で,未経験の場合は「該当なし」とした。
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