連載 Clinical Governance 病院経営における看護のポジショニング・4
看護におけるクリニカル・ガバナンス(後編)
瀬戸 僚馬
1,2
1杏林大学医学部付属病院
2国際医療福祉大学大学院
pp.672-677
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100222
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本誌前々号から3回にわたって,英国看護協会の『クリニカル・ガバナンス RCNリソース・ガイド』を土台にして,日本へのクリニカル・ガバナンスへの適応を考察してきた。『RCNリソース・ガイド』には5つの主要テーマがあり,構造面においては患者参加とチーム医療,プロセスに関してはEBHC(Evidence Based Health Care:根拠に基づく保健医療)が重視されていた。前号では構造面を中心に検討し,その考え方は日本でも適応できるという結論に達した。
本稿では,EBHCについてさらに議論を深めていきたい。
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