連載 機能する看護部組織を創る対人関係技法・5
患者理解のためのプロセスレコードと人間関係関連図
池田 優子
1
1高崎健康福祉大学短期大学部看護学科
pp.430-434
発行日 2005年5月10日
Published Date 2005/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100174
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前回の患者クレームに対する対応も含めて,「対応に困った場面」や,いわゆる「問題と感じる患者」にどのように関わっていったらいいのか,悩みは尽きないものです。
そんなとき「どのように対応したの?」と聞いても,当事者は「私は一所懸命わかってもらおうとしました」という思いを伝えたくなるものです。「具体的にどのような言葉を伝えたの?」と事実を明らかにしようとしても,尋問されているように受け取られてしまい,「何が起きていたのか」を明らかにできず,あまり効果はありません。
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