ベッドサイドの看護
プロセスレコードを通して患者との触れ合いを考える
田中 冨美子
1
,
山田 徳子
1
,
渋谷 明美
1
,
大倉 紀子
2
1鳥取大学付属病院精神科病棟
2鳥取大学医療技術短期大学
pp.905-910
発行日 1983年8月1日
Published Date 1983/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919916
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はじめに
この度,腰を曲げたままの特異な姿勢で毎日を過ごし,ひきこもりや対人恐怖を示した,接触の難しい境界例の患者の看護に当たり,私たちは患者—看護者関係を洞察するため,プロセスレコードを全スタッフが長期にわたり記録し活用した.それにより,接触の手がかりがつかめ,患者とより治療的人間関係が結ばれたと思われるので,その経過を報告する.
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