学生の研究
プロセスレコードから何を得たか
国立療養所東京病院付属高等看護学院2年生一同
pp.456-459
発行日 1974年4月1日
Published Date 1974/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916994
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はじめに
実習場所:国立療養所東京病院 実習期間:昭和48年3月13-19日 研究期間:昭和48年5月8日-10月11日 研究動機:現在,看護の分野において‘人間を理解する’‘患者中心の看護とは’を課題に色々な研究がなされている.私たちは,基礎実習において,教務よりプロセスレコードを課題に出された.その当時は,どんな目的で何を意味するかが不明確であったが,臨床実習に入り,様々な看護場面にぶつかり患者を理解して看護を実践する事の難しさを痛感し悩んだ.そこで,今までの実習における看護場面の自分を振り返り,看護の方向性を考えた時,基礎実習でのプロセスレコードが,私たちの間でクローズアップされた.プロセスレコードが,どのように活用されるのか知りたくて,教務へ相談に行ったところ,都留先生のプロセスレコードについての講演をもってくれた.その結果,プロセスレコードの重要性を認識し,私たちのレベルで理解しようと思い研究に取り組んだ.
研究目的:プロセスレコードを分析・検討して看護の実践に結びつける.
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