焦点2 新潟県中越地震への救援活動――自然災害の現場の最優先課題
被災1週間後の救護―こころのケア活動を通して
川島 真理
1
1横浜赤十字病院看護部
pp.318-321
発行日 2005年4月10日
Published Date 2005/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100153
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はじめに
10月23日に発生した新潟県中越地震に対し,10月31日から11月2日まで神奈川県支部としては2班目となる救護班,およびこころのケア班計10名で現地へ赴いた。
先に入った救護班から現地の情報を得ながら,準備を行なった。被災から1週間経っており,救護活動も慢性疾患に対するものが中心になっていた。また,こころのケアについても要請があり,こころのケア指導員とともにケア要員としての出動だったが,実際には他の関係者との連携が必要なことが多くあった。
被災から1週間後の医療救護,およびこころのケアの実際と活動を通して感じたことについて,以下にまとめる。
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