特別記事
地球環境にやさしい病院づくり―病院のCSRとして
川野 光一
1,2,3
1花と緑のクリニック
2上智大学
3元環境省
pp.308-311
発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100061
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環境の質が変わってきたといわれています。旧環境庁の時代は,主な行政の環境対策は公害対策でしたが,現在では,地球環境問題が大きな対策テーマとなっています。特に地球温暖化や廃棄物問題に対応するため総合環境政策が必要ということで,「環境省」が2001(平成13)年にスタートしました。
筆者は昨年度,環境省で南九州地域の地球温暖化への取り組み試行事業を行ないました。そのなかで得られた環境と健康のトレードオフ(一般には,一方を追求すると他方が犠牲になるような両立しえない経済的関係のこと)にどのように対応すべきかのヒントを,本稿にて述べてみたいと思います。
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