連載 宮子あずさのエキサイティングWriting・13
臨床で強化された人間観をどう書くか
宮子 あずさ
pp.76-79
発行日 2016年1月25日
Published Date 2016/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200430
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臨床で強化された私の人間観
前の号では,著述と臨床の言葉について考えてみました。今回はそこからさらにさかのぼり,著述と臨床それぞれにおける人間観について考えることにします。さかのぼり,と言ったのは,言葉を選ぶ元になるよりどころとして,その人の人間観があると思うからです。
このテーマについて書くなら,まずは自分の人間観を明らかにしなければなりません。現時点での私の人間観は,いろいろな言葉で語られますが,畢竟,以下の4つに収束すると考えます。まずはこの4つについてお話ししましょう。
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