特集 EBPから実装へ2 実装科学と社会への普及
扉
友滝 愛
1
,
『看護研究』編集室
1東京大学大学院医学系研究科附属グローバルナーシングリサーチセンター
pp.183
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202198
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前号に引き続き,本号も実装研究について取り上げます。前号では,研究成果(Evidence)を現場の実践(Practice)に適用しようとする際に課題となるEvidence-practice Gapに着目し,それを乗り越えるためにはどうすればよいか,様々なモデル等や現場での実践例を通して考えました。
本号ではさらに掘り下げ,「実装科学」の観点を中心に考えていきます。実装科学の基本的な考え方や実装科学における理論的アプローチや研究デザインを紹介するとともに,こうしたアプローチや研究デザインは主に海外で開発されていることから,本号では海外の先生方にも登場いただき,かつ米国でのEBPの実装・普及についても概観します。さらに,より良いケアをめざして長く活動を積み重ねている現場での取り組みを紹介し,実装と普及の観点から広く共有可能なヒントを探ります。
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