特集 日々の医療情報を研究に活かす—データの2次利用に向けて
扉
友滝 愛
1
,
『看護研究』編集室
1東海大学医学部看護学科公衆衛生看護学領域
pp.285
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202109
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ビッグデータや生成系AIなど近年のIT技術の進歩に伴い,医療分野においても,臨床の現場で日々記録されているデータを研究に活かす取り組みへの関心が,急速に高まっています。しかし,いざデータを活用しようとしたとき,そこには理解しておくべきポイントや越えるべきハードルが,さまざまに存在します。
そこで本特集では,在宅ケアの現場において日々蓄積されているデータを例に,データの2次利用のために必要な考え方と具体的な手続きの方法・プロセスについて,さまざまな視点から解説します。まずは何から始めればよいのか,そもそも医療データの利活用とは何なのか,そのメリットやデメリットはどこにあるのか,おさえておくべきポイントは何か,そして,実際にデータの2次活用はどのように進められていくものなのか—本特集を通じて,既存データを活用した研究の進展とエビデンス創出に向けたロードマップを描いていきます。
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