特集 質的研究成果の実装と査読の役割—看護学における質的研究の現在:QUARIN-Jセミナーより
扉
萱間 真美
1
,
『看護研究』編集室
1国立看護大学
pp.9
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202165
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本誌では2009年,萱間真美先生(国立看護大学校長)を中心とする先生方による質的研究の取り組みの成果を,特集「質的研究方法を用いた看護学の学位論文評価基準の作成」(42巻5号)にて紹介いただきました。以来,2013年の「質的研究方法を用いた博士論文作成指導の技法」(46巻4号)など,研究の進展に伴って特集を企画いただいてきました。この一連の研究が,「質的研究論文の教育資源提供ネットワークQUARIN-Jの開発」*をもって,1つの節目を迎えます。
そこで本号では,本研究の一環として行われたセミナー「看護学における質的研究論文の現在:研究成果の社会実装と査読の役割」の内容をご紹介します。萱間先生をはじめ,長きにわたり質的研究の進展を牽引してきた先生方が,実装と査読を軸に質的研究の展望を探ります。質的研究の現在地はいまどこにあるのか,これからどうあるべきなのか,そしてどこに向かうのか—その未来を見据えていきます。
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